6月に右足の小指を骨折して以来、サッカーや運動の時に3Mのテープを巻いている。質には非常に満足しているのだが大体7−8回ほどで1ロールを使い切ってしまう。日本のようにドラッグストアが充実していない香港では大型店の方が品揃えが悪い。多くの人が日常的に必要としないような商品は街の薬屋さんに行くことになる。大概の医薬品の他に漢方薬やふかひれ、ホタテなどの乾物などを売っているのだがトリッキーなのは商品に値札が貼ってないことだ。
したがって、○○を下さい、あるいは店員がすすめたものを買おうと思えば価格を聞くことになる。言ってみれば店員はその場で勝手な価格を言う可能性は高いので適正価格を知っていないと高く買わされてしまうことになる。しかし、医薬品の値段など把握しているわけもなく、ましてやテープなど。
僕が最初に買った店では1ロールが32ドルだった。次もこの店で買ってやはり32ドル。でも後日、別の店では28ドルで買うことができた。そして再度、最初の店で買おうとして、いくら?と聞くと店員は34ドルとのたまう。!。じゃ、いらん。そのまま店を出た。
やれやれ日本はいいなぁ。どこに行っても比較的オープンにものの値段を知ることができるから比較もできるし、こんなことでいらいらしなくてもいいよなぁ。僕らは適正価格というものを売る側のコストや利益に照らし合わせて判断することはできないのだからマーケットで有る程度、情報がオープンになっていてその中で選べるようになっていてくれないとなぁ。うん、日本はフェアだ。
というよりこんなところでもうかった損したのエネルギーを使うような社会ってあほらしくないかと思ったりもする。
・・・。と考えていて、待てよ、日本にも訳のわからない価格ってあるよなぁと思い当たった。何もきれいなおねーさんとおしゃべりする価格が均一ではないというようなことではなくてサービスの分野ではあるが・・・。
たとえば君がフィットネスに行くとする。タオルを忘れた。借りる。300円。・・・・・。ここが本当に理解しにくいところなんだけど、環境へのケアから始まった発想とは思えないのだけどタオルを用意してくれないサウナはないように、高いお金を取っておきながらそのくらいの用意もしないことに先ず疑問。そして500円。罰則じゃないんだから、500円も出したら2−3回も貸し出ししたらクリーニングも含めて十分なんじゃないのか?タオルなんて自分のものの方が清潔でいい。それはそのとおりだし、忘れなければいいのだけれど、でもきちんと管理されたタオルを出してもらうくらいのお金は出してると思う。
どうも本来はそのビジネスをするために必要なランニングコストと考えられる部分で別途お金を請求されて
いる気がしてならない。
その最たるものは銀行のATMの利用手数料だと思う。70、80年代ならこれはサービスだということも出来たろうけどサービスのいい銀行を選べる時代にまさかうちはATMはないんですというところはないだろう。あってあたりまえのサービスなのに手数料を取る。これは本当にわからない。更に言えばそれだけのサービスをヒトが行ったら人件費や支店のランニングコストだけで馬鹿にならないだろうからATMを増やすことは経費の削減にもなっているはず。なぜ、手数料を払わないといけないんだろう?
と、ちょっと比べる尺度が違ったかなぁ・・・ごめん。
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