最高でも8文字。標準は4文字。ボディコピーはほとんどなし。コピーの内容はたとえば、
神々が微笑んだ
とか
天空までも映し出す
とか
あくまでも例だけどそんな感じ。この数年、香港で見る広告のコピーは本当に短い。短くていい場合もあるが多くの場合、ただ、短い。
これにクールなモデルにトレンディな服を着せスタイリッシュにポーズをとらせサイバーを施したリタッチをする。香港風広告の出来上がりだ。何も言わない。何も語り掛けない。理由はみんな字を読むのが嫌いだからだそうだ。なぜ嫌いなのか。そんなことに時間をかけなくてもいいのだそうだ。顧客を子ども扱いだと思うのだが、もしかしたら1を言えば10知るくらい賢いという暗黙の了解なのかもしれない。
しかし、頭は使わないでいい。マーケティング担当も広告会社もあまり考えなくていい。極端に言えばヘッドコピーは○△◆Xとかアラビア語をあてておいてもいいくらいのものだ。
担当者は本当に商品を愛しているのだろうか。愛さなくてもいいかもしれないがその商品を使っていろいろなスタイルが生まれたり生まれなかったりということに想いを馳せているのだろうか。
僕はやはりそれぞれの商品には語りかけることのできる想いがあるべきだと想う。それを伝えることでコミュニケーションをする、それでも売れない場合もある。一方、何も語りかけずに、かっこいいでしょ、どう?とだけみんながみんな言っておき、売れないね、不況だという判断で済むのだったら本当に簡単なのだ。デザインがかっこういいかどうかはやはり2番目に重要なのであって、その前にこの商品にはこういう思いがあるのだというメッセージがあるべきだろう。(わざとメッセージを拒否する手もあるが、そういう手は2度は効かないし、また、全ての商品に当てはまるものではない)
多くの場合、ローカリゼーション(この場合、ある国の市場でのマーケティングは日本人がやるよりその国の人間にまかせたほうがいいという意味において)の効果を100%期待してしまうとこんなことが起る。もし日本でその文化が、価値がはぐくまれたブランドや商品なら、日本人か、あるいはそのメッセージをきちんと伝えることのできる日本人ではないスタッフ、が必ずかむべきである。でなければ、その市場では、何もわかってくれなくていいので格好よさとスペックだけでコミュニケーションすると割り切ってしまうかである。
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