



今回必要とされる12種類のカテゴリーがほぼ出揃ってきた。やはり意図をもって撮影を行えばデザインというのはかなりのところまで思ったものに近い部分まで持っていくことができる。2、3万円のストックフォトで革新的にクールなデザインをよこせとか、ストックフォトにお金を出すのがいやなので同じものを撮ってしまえとか(中国に多い)愕然とする話しが多い中で今回の話はとてもスムーズに進んだ成功例になりそうだ。
シンガポールに出張中に書こうと思ってかけなかった題に関連してちょっと書き留めておこうと思う。
とにかくデザインはイメージの共有が重要。しかし、自分も含め顧客にしても多くの人はビジュアルを作ることはできないのでいきおい言葉で語ろうとする。<革新的>とか<クール>とか<サムシングディファレント>とか<ハイテクな>であるが、これらの言葉はえてしてどうとでも取れる場合が多く、わかりあえたようでいてわかりあえていない。たとえば松下やシャープのやりたいクールとソニーのやりたいクールは違う。
ここら辺の認識が異なると、ボタンがかけちがえられたまま一発目のアイディアが出てしまう。ぴんと来ないので色を変えてみたらどうにかなるんじゃないかと営業があるいは顧客が言い出す。ああでもないこうでもないとバリエーションを出してみる。ただ経験から行くとこのパターンはどうにもならないことが多い。
(1)コンセプトが反映されていない或いは理解したところが違う
(2)そもそもセンスが悪い
(2)は問題外。だが、(1)の場合。何度カラーを変えてもだめ。その内、フォントを変えようとかイラストのタッチを変えようという話しになる。なんだよ、この顧客ぜんぜんわかってないのに何回も何回も作業させやがって、となる。
しかしこのようなパターンに持ち込んでしまった時点で負けである。(勝ち負けではないが)
とにかくファーストタッチでにこっとしたもらえるようなアイディアを出さないと、どんなにがんばっても溝はなかなかうまっていかない。たとえ顧客が協力的にであり辛抱強かったとしてもである。
だから、無駄なように見えるのだけれどオリエンやブリーフ普段から使っている言葉の意味をなるべくなるべく共通のところに持っていくこと。そして第一案を出す前にくりかえしこちらのやろうとすることを説明すること。できれば文字ではない、言葉だけではない、グラフィカルな企画書というよりスペックシートを作る。グラフィックのアイディアに名前をつけたりしてみる。やはり絵のほうがアタマに入っていきやすい。(*残念だけどパワーポイントではだめだ。形式化されているのでかなり陳腐なイメージになる。イラストレーターなどで作る方が自由で楽しいものができる。)
こんな風に考えている。もっとも言うは易し、行なうは難しなのは言うまでもない。しかしこいつは真理である。
<第一案でかなり仕上がりに近づいていないときつい。
ということである。
ここら辺はわかっている、身についている、身につけることをいとわないデザイナーは伸びるはずである。
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