今から2年半ほど前。前のオフィスにいたときに続けて2回、泥棒に入られた。1回目は完全にドアを一度はずされており、キーロックも無残にはずされていた。被害。当時使っていたノートブック2台。ノートは机の上にポンと置いてあったのだから簡単だ。引き出しもかき回されていたが現金などは入っていないし(そもそも会計が面倒なので現金は事務所になく、給料で精算するようにしている)、書架においてあったデジカメやハンディカムはなぜか持っていかれず。
そのときのオフィスのドアは透明で中が見れた。思うに完全に以前から狙われていたということだろう。ノートがあるじゃんって感じで。きっと中国あたりに持って行って売りさばくに違いない。バックアップを取ってないデータは少々なくなったが、重要なものでもなく事なきを得た。2回目はドアをこじあけようとしてそのまま帰った様子。盗られたものはなかった。しかし、あのビル。本当にセキュリティに問題があったなぁ。エレべーターが2基しかなく20階建て。テナント数は全部で30もないだろう。それより1年程前には赤ん坊の死体遺棄まであったし。
僕らはビルに詳しい人間の仕業だろうと思った。どの階にうちのようなオフィスがあって中にノートブックがありどの時間にセキュリティが弱いかなどを知っている。出前の人間とか始終出入りする改装業者とか。下手したらセキュリティの会社の人間がグルではないか、とすら思った。
オーナー会社の事務の女性に連絡しセキュリティの会社の責任者に来てもらった。実は僕らの会社だけではなく半年に4件ほど盗難があったことを知ったからである。要求は、
1.事実を重く見て、各テナントに被害を報告すること。
2.セキュリティ強化の策を立て、各テナントに周知させること。
3.今回の盗難についての捜査に役立てるため24時間回している(はずの)ビデオを閲覧させること。
だった。責任者だという女性マネージャーは検討すると言って帰った。名刺の交換を拒否する変な人だった。その後2日経っても3日経っても1週間経っても返事はない。こちらから連絡し検討の結果を聞くと、ナ・ン・ト三項目とも拒否だった。セキュリティは強化するから問題はない、あなたがたの指図で何かをすることはできない、ということだった。
その後セキュリティの一人が解雇された。4人いるうち一番働く奴だった。というよりあとの3人はほとんど何もしてなかったのだ。彼とはちょっとは親しかったので、やめる前にちょっと話しをしたのだが、あとの3人はその女性マネージャーの親戚。マネージャーもビルのオーナーの親戚ということ。どうりでどいつもこいつもまともに事に取り合わないはずだった。結局、親会社に顛末がばれたりするのがイヤで女性が隠したようだった。
まったく解決する気がないどころか、とにかくなかったことにしたいのだなとわかった。要求は何も自分達のことだけを考えてではなくテナント全体の利益になると思ったからなのだが・・・。
保険はおりた。償却分を計算し被害総額の半分は帰ってきたので、もういいかと思った。実は捜査に来た警察の態度にもあきれていた。(②に続く。写真はそのビル。)
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